観光用語

旅行・観光業界で使われる「タリフ」、「コンテンツタリフ」とは?

1. 「タリフ」とは?

「タリフ」は、料金表を意味する英語の「tariff」のことで、旅行・観光業界では宿泊事業者、交通事業者、観光コンテンツ(ローカルツアーやアクティビティなど)の提供者(サプライヤー)が、旅行事業者(バイヤー)に向けて作成するものです。

これは、一般の消費者向けの料金表とは異なり、旅行事業者が旅行者に販売するために必要な情報をまとめたB to Bの資料です。

「コンテンツタリフ」は観光コンテンツのタリフを指します。(「観光コンテンツタリフ」と言われることもあります。)

タリフには、料金以外に以下のような項目の記載が必要になります。

  • 観光コンテンツの概要や特徴
  • 所要時間、スケジュール
  • 集合・解散場所
  • 言語対応
  • 最少・最大催行人数
  • 料金に含まれるもの
  • 送客手数料
  • 予約方法
  • 支払方法
  • キャンセルポリシー

2. タリフ無しで営業していませんか?

旅行事業者は、この情報を基にツアーを組み立て、旅行者への販売を検討します。

しかし、観光コンテンツの提供者や、DMO(観光地域づくり法人)、観光協会、自治体の観光部署が旅行事業者に営業される際、このタリフが無いことがよくあります…。

弊社ではタリフを就職活動時の履歴書に例えることがありますが、これが無ければ旅行事業者は必要な情報が分からず、問い合わせや依頼を検討したり、ツアーに組み込んだりすることが困難になります。

3. タリフの活用

タリフは、外国語に翻訳して海外の旅行事業者への営業に使うことができます。

また、旅行事業者向けだけでなく、直接旅行者向けに販売できるOTA(オンライントラベルエージェント(オンラインの予約サイト))への掲載にも役立ちます。(コンテンツの登録に必要となる項目の多くがタリフと共通しています。)

タリフが使えるところ(赤:旅行事業者向け(B to B)、青:旅行者向け(B to C))↓

もう少し詳しくお知りになりたい方は、弊社代表が登壇したこちらのセミナーのアーカイブをご覧ください。

アーカイブ
TOP